일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

おりからイエスは食事をしておられたのでしょう、女に向かって「子供のパンを取りて小狗に投げ与うるは善からず」と軽くお答えになりました(七の二七)。「私は自分の国民の救いで心がいっぱいなのだ。気の毒ながら他の者にはかまっていられないのだ」という意味であります。

これはゲネサレの激しい戦いから満身創痍、引き揚げて来られたばかりのイエス様は、この頑なイスラエルを救うにはどうすべきかと、その問題で心を占領しておられたからです。イエス様は決して異邦人たるこの女を軽蔑して冷酷に言われたのではありません。またこの女の信仰を試すための作為でもありません。その時の彼の心境の自然の流露でありました。「犬」というのは、ユダヤ人が異邦人を賤しめて呼んだ語です。路傍の犬のごとく汚れている、というのです。しかしイエス様がこの女に語られた「小狗」は、室内で飼われる小犬であって、あるいは現に食卓の下にうずくまっていたのかもしれません。「世間ではお前たち異邦人のことを犬と呼んでいるが、全イスラエルに与えるべき救いを小狗にやってはよくないからねえ」という、むしろ愛憐とユーモアとを交じえたお言葉でありました。