후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
客観的に見て神の側においては決まっていたにしても、イエスの主観には最初からわかっていたわけではない。民衆の不信、パリサイ人との衝突、ヘロデ党の敵意などにより、どうしても十字架は不可避である、とだんだんにわかってこられたのです。十字架の道を明瞭に意識して納得せられるまでには、血の吐く思いの内心の苦闘を重ねられたのです。そしてピリポ・カイザリヤの丘に来たり、流れに臨んで、彼の祈り心に神の聖意はますます明瞭となり、これに服従する彼の心境も澄んだのでありました。そこへもってきてペテロの口から、またも彼の思いを「人の事」に引き戻そうとする言が出たのです。これはこの場合イエス様の最も聞きたくなかった言でありました。だから彼はほとんど反射的に強く「サタンよ、わが後に退け」と叱責し給うたのです。
前に五千人のパンの奇蹟の直後、群衆および弟子たちに対するイエスの態度が急に変わられたように、ピリポ・カイザリヤにおいても勝れた信仰の告白をしたペテロをばたちまちサタンと叱し給うたのです。人が非常に高い信仰の境地に上った時は、サタンの最も強く働きかける時でありまして、そのため急転直下、信仰の墜落を見ることは、怖ろしき霊的事実であります。