후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
片目にて神の国に入るは、両目ありてゲヘナに投げ入れらるるよりも勝るなり。「彼処にてはその蛆つきず、火も消えぬなり」。(九の四三―四八)
ゲヘナとは「ヒンノムの谷」という意味で、エルサレムの西南にある谷です。ここはエルサレム市民の不浄物の焼却場でありました。「ゲヘナの消えぬ火」という語は、地獄の火という意味に用いられたのです。両手、両足、両眼を揃えてこのゲヘナの火に投げ入れられるよりも、片手、片足、片方の目で神の国に入るを選べ、との御教えです。またしても激しい御言です。しかし、過激ということはできません。事柄はそれほどに真剣なのです。神の国に入るか入らないかの問題なのです。
我らの肢体に宿る罪の怖ろしさを知る者にとって、これは事実の真相を道破した御言であって、決して過激ではありません。「肉の欲、目の欲、所有の誇り」は、神の国に入る妨げです(ヨハネ第一書二の一六)。我らはそのことを知っています。そうして、再びそれにとらえられまいと決心するのですが、知りつつも、また決心しつつも、おのずから差しのべられるこの手、自然に向くこの足、そそがれるこの目はなんとしたことであろう! 驚愕と悔恨の念に満ち、一刀両断、これを切って棄てたいと思う。