일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

この盲人の求めを前の弟子の場合と比較してみると面白い。弟子の態度はイエスになれっこになって、鋭敏な感受性が失われているが、盲人には新鮮な、心いっぱいの熱心があふれています。また、弟子は差し当たって必要のない将来の地位を求めたのですが、盲人は切迫した今日の必要についてお願いをしたのです。盲人の求めは、活きた真剣の祈りでありました。だからイエスは弟子には教訓を、盲人には救いを与え給うたのです。

この旅行の出発点において、イエスは熱心なる父親の願いを聴かれて、聾唖なる悪鬼の霊をその子から追い出し給いましたが(九の一四―二九)、いま目的地に近づいた時、盲人の信仰に対してその目を明け給いました。信仰に対する救いをもって始まり、信仰に対する救いをもって終わる。その途中では神の国に入ること、神の国の道徳、神の国の性質等についての懇切な教訓を重ね給いました。マルコ伝には、マタイ伝やルカ伝にある「山上の垂訓」がありません。しかしこのエルサレム上りの道中での教訓こそ、山上の垂訓にも比すべき「路上の垂訓」であります。ごらんなさい、天国にて幸福なる者のこと、地の塩のこと、律法のこと、この世の富のこと、祈りのことなど、すべてその中に含まれているではありませんか。