후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
彼は愛国者であります。しかし彼の愛国は、軍馬によってローマの政治的羈絆を脱しようと策動するのたぐいではありません。彼は救いの問題を根本的に考えておられる。国の救いは神に対する国民の態度いかんにかかっているのだ。だからイエスにありては、宗教の粛清、信仰の覚醒が愛国の中心問題でありました。しかるに国民の精神的指導者たる祭司および学者は、かえって民衆を誤導して滅亡に導いている。民衆の多くは磽地のような心だ。彼らはイエスの言葉を聴いてしばらくは驚嘆しているが、これをただ表面的・物質的にしか解しないからその感動は暫時保つにすぎず、たましいの新生は思いもよらない。かくてイエスの活動の結果収穫せられたものは、指導の敵意と民衆の無理解とであった。今を最後の一戦としてエルサレムに入り給うたのであるけれども、この二、三日来の様子を見れば、懸命の御努力も全然無効に帰し、かえって迫害の魔手の御一身に及ぶ危険がいっそう濃厚となった。事志に違い、愛国者国民に拒まれ、義しき人に十字架がのぞむ。――もし活ける神に対する信仰がなかったならば、イエスの御生涯は失望に終わらざるを得なかったでありましょう。