후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
しかしイエス様の御心は全然正反対のことを考えておられたのです。壮大なる宮の建築、立錐の余地なき祭りの群衆、しかつめらしき祭司、学者、長老の一団! しかしどこに神殿のたましいがあるか。商人と市民とによりて宮の神聖は汚され、指導者たちは綱紀の粛清どころか、かえってみずからこれを強盗の巣となし、かつ派閥的なる分裂党争をこととして、キリスト彼らの前に立つも認めることを得せず、あまつさえ奸計をめぐらしてこれを陥れようと企む。信仰かくのごとく空虚にして、いかにして国の復興が期待しえられようか。イエスの直感的なる霊眼に映ったものは、神殿の興隆ではなくして、かえって崩壊でありました。
汝これらの大なる建物を見るか。一つの石も崩されずしては石の上に残らじ。(一三の二)
辞は簡であるが意は深く、イザヤ、エレミヤも三舎を避くる預言者のおもかげであります。ミカの預言にいわく
これによりてシオンは汝のゆえに田圃となりて耕され、エルサレムは石堆となり、宮の山は樹の生い繁る高き所とならん。(三の一二)
わが愛する者の、わが愛を拒みし末路はこれである。ベタニヤへの帰途オリブ山に坐したイエスは、夕暗につつまれゆく宮を瞰下ろしながら、無量の感慨にふけってい給いました。