후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
ことを象徴し、また葡萄酒に酒杯についで、「こういうふうにわが血は流される」ことを象徴し給うたのです。彼は目の前の食卓の上にあるものを材料として、間近に起こるべき事件の深い意味を預言し給うたのです。これはもったいぶった有難屋のしぐさとは全く異なり、きわめて自然な、詩的というか絵画的というか、芸術的な香りの高い場面でありました。
しかるに後世の坊主どもがね、このパンはイエスのからだそのもの、葡萄酒は血そのものである、いやからだそのものではないけれども、祝することによってイエスのからだに化するのだなどと言い争って、本来イエスの愛の流露たる聖餐をば、紛争と憎悪、戦争と流血の因となしたのです。彼らの手にかかって、貴き聖餐はミイラか乾物となってしまった。
最後の晩餐はイエスの愛の流露である、と私は申しました。しかしこれはただイエスが感傷的に弟子たちと別れを惜しまれたとか、あるいはイスカリオテのユダの回心を促されたとか、いうだけの意味ではない。単に愛情のあふれた会食ということではありません。その中に彼の死の深い意味――彼の血は多くの人のために流されるのであり(一四の二四)、彼の生命は罪祭の供物として(イザヤ五三の一〇)、多くの人の贖償として与えられる(一〇の四五)のであることが、最も力強く象徴せられたのです。