일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

釘で打ち貫かれて、生命の脈の刻々に衰え行く肉体の苦痛に加うるに、この嘲りの舌は彼のたましいを刺しとおしたに違いない(詩編一二〇参照)。パウロがローマの獄につながれた時、嫉妬と紛争とにより彼を批難攻撃した者について、「彼らはわが縲絏に患難を加えんと思う」者であると記しましたが(ピリピ一の一七)、十字架上のイエスに比べれば、パウロの苦痛など何でもない。いわんや私どもの患難など、何でもない、何でもない。

「人を救いて、己を救うことあたわず」――みじめな死に方をするイエスのたましいに対し、これは最後の止めを刺したかのごとくに見える痛撃でありました。イエスの一生涯の教訓も、奇蹟的能力も、否、彼の人格そのものも、この一言をもって総決算がつけられ、総評価が与えられたように見えた大言壮語の欺瞞者、虚偽漢、偽善者、ペテン師、とうとう化の皮がはがれた、ざまをみろ、と言うのであります。イエスはこの嘲りを聞きながら、御自身を救おうとし給わなかった。たとい欲し給うても、できなかったでありましょう。父なる神が彼を十字架上で死なせることに心を定めておられたからです。そして父の意思に反して、イエスは何をもなしえなかったからです。