후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
「どこだ」「何事か」「過失か、放け火か」「喧嘩だろ」「いや、謀叛人だ」
騒然たる口々の声もすでにむせるような煙につつまれだした。火はまさしく営内のすぐ裏と南門の傍から燃えだしている。
金※(「ころもへん+韋」、第3水準1-91-80)のすがたはいつの間にか見えなくなった。さては企む敵こそあれと、王必は、あわてふためいて、馬に打ち乗り、南門の火の手を望んで、奔り出して行ったかと思うと、その肩へ、矢があたって、彼は馬上から勢いよくころげ落ち、馬はそのまま、煙の中へ馳けこんでしまった。
そのとき西門、南門から営中へ斬り込んできた一隊の叛乱軍がある。王必を射たのは、その先頭に立ってきた耿紀だった。ところが耿紀は、自分の射た敵が、まさか王必とは思わなかった。王必はもっと営中の奥深くにいると信じていたために、
「余人や雑兵に眼をくるるな」
と、見す見す落馬していたものを馬蹄の下にして、先へ奔迅してしまった。
王必は、そのため、命びろいしたようなものである。混乱の中に馬をひろい、燃えている南門の外から市街へ逃げ出した。彼の想像では何万という敵が足もとから起ったように感ぜられたに違いない。