일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면

아오조라 문고

満寵のことばは、曹仁の蒙をひらくに充分であった。彼は正直に自己の考えちがいを謝し、

「もし足下の教えがなければ、おそらく自分は大事を誤ったろう」

と、それまでの敗戦主義を城中から一掃するため、諸将をあつめて訓示した。

「正直にいう。自分は一時のまちがった考えにいま恥じておる。国家の厚恩をうけ、一城の守りを任ぜられ、かかる一期の時となって、城を捨てて遁れんなどという気持をふとでも起したのは慚愧にたえない。ご辺たちもまた同様である。もし今日以後も、城を出て一命を助からんなどと思う者があれば、かくの如く処罰するからさよう心得るがいい」

曹仁は剣を抜いて、日頃自分の乗用していた白馬を両断にして、水中へ斬り捨てた。諸将はみな顔色を失って、

「かならず、城と運命を共にし、生命のあらんかぎり防ぎ戦ってごらんに入れる」

と、異口同音に誓った。

果たしてその日頃から、徐々に水はひいてきた。城兵は生気をとりもどし、壁を繕い、石垣を修築し、さらに新しい防塁を加えて、弩弓石砲をならべ、

「いざ、来れ」

と、大いに士気を昂げた。

二十日足らずののちに、洪水はまったく乾いた。関羽は、于禁を生捕り、徳を誅し、魏の急援七軍の大半以上を、ことごとく魚鼈の餌として、勢い八荒に震い、彼の名は、泣く子も黙るという諺のとおり天下にひびいた。