후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
しかし、玄徳は横を向いたままである。自己を木石の如く、私情を仇の如く、じっと抑えていた。
そのうちに劉封は、わっと嬰児のようにむせび哭いた。その声には、さすがの玄徳も胸を掻きむしられた。ついに彼の怒れる眉は、慈父の面に変ろうとしかけた。
「…………」
すると、それまで、口をつぐんで玄徳の容子を見ていた孔明は、眼を以て、彼の崩れかかる心をじっと支えた。意志の不足へ意志を補ったのである。玄徳は急に起って、
「武士ども。この豎子を押し出して、早く首を斬れ」と、左右の臣へ云い捨てるや否、ほとんど逃げ込むように面を沈めて奥の一閣へかくれてしまった。
閉じ籠ったまま、彼は独り悵然と壁に対していた。すると一名の老侍郎が畏る畏るそれへ来ていうには、
「劉封の君について、襄陽の戦場から落ちてきた部下たちに、手前がいろいろ訊いてみますと、すでに劉封様には、上庸におられた時からいたく前非を悔い、孟達が魏へ奔った後はなおさら慚愧にたえぬご容子であったそうです。そして襄陽の陣でも、孟達からきた勧降の書を引き破り、その軍使も即座に斬って、戦をすすめられた由ですから、以て、その後のご心中はよく分りまする。