후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
多くは銀坑山方面へ逃げ、或いは水門を開いて江上へ溢れだすのもあった。
生捕りは無数といってよい。例によってこれには諭告を与え仁を施し、さて、城中の重宝を開いて、これをことごとく、三軍に頒け与えた。
朶思大王はこの時乱軍の中で討たれたという噂がある。口ほどもない哀れな最期だった。
「なに、三江が破れた? もう孔明の軍勢が入ったと?」
銀坑山の蛮宮では、孟獲が色を失っていた。一族を集めて評議中も、顛動惑乱、為すことも知らない有様だ。
すると、後ろの紗の屏風の蔭で、誰かクツクツ笑った者がある。
「無礼な奴、誰だ?」と一族の者が覗いてみると、孟獲の妻の祝融夫人が、牀に倚って長々と昼寝していたのである。猫のように可愛がって、日頃夫人の部屋に飼い馴らされている牡獅子もまた、夫人の腰の辺に頤を乗せて、とろりと睡眼を半ば閉じていた。
三
そのまま、ふたたび評議を続けていると、また隣室で祝融夫人がくつくつ笑った。人々が耳ざわりな顔を示したので、良人として孟獲も黙っていられず、ついに座から叱りつけた。
「妻っ、何を笑うか」
すると夫人は、獅子と共に、がばと寝台から起ってきて、一族の者には眼もくれず、良人の孟獲へ頭から呶鳴り返した。