일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

混乱を通じて益々富を集中しつつある。ここに血が引いてゆくような資本主義の非人間性があった。字として、恐慌や株やを知っていたはずの伸子の眼の中に、きつい火を点じさせ、全身にいきどおりを伴った探究欲を刺戟しずにいない社会生活のうめきがあるのだった。

伸子は、ノートを早めに切りあげてもらった。そして、けさのニュースについて話しはじめたとき、まるで、日本語がわかりでもするように、台所と食堂との境のドアがあいて、ベルネのおばあさんが愛嬌よく入って来た。そして、蜂谷に、夕飯をみんなと一緒にたべて行くようにすすめた。

「ムシュウ・アチヤ、お引越しになっても、あなたがわたしたちの御親切な友達であることに変りはございませんよ」

「ありがとう、マダム。おことわりする理由をもちませんよ」

ベルネの家の夕飯は七時だった。

「しまりやのお婆さんが招待するなんて、めずらしいな。何かあるんだろうか」

食卓の用意がされる間、伸子と蜂谷とは家を出て、前の通りを畑の方へ散歩した。ベルネの家で客間がつかわれるのは一年のうちにいくたびだろう。閉ったドアの内部の様子はわからなかったが庭に面した鎧戸がしめられている客室のヴェランダの床には梨が並べられるきりで、伸子のところへ蜂谷が来ても、マダム・ラゴンデールが来ても、その応接は食堂だった。