후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
人間労働力の支出の凝結が価値である、ということを、伸子は、一歩さきはどうなっているのか見当のつかない嶮岨な山道をのぼって行くような困難さで、のみこもうとするのだった。
それにしても、と伸子はノートしながら考えずにいられなかった。ウォール街の恐慌は、どうしておこったのだろう。そもそも恐慌とは? 十月二十九日のウォール街で一千万株投げ出されたという株とは何だろう。伸子は恐慌ということは、もとよりあらましは知っているつもりでいた。株についても。ジェネラル・エレクトリックが一九二九年最高四〇三だったのに十月二十九日には二五〇に下って低落三八%、スティール・トラスト二六一3/4が一八五1/2、クライスラー自動車一三五3/4が三九3/4で七一パーセント惨落した。これが株をもっている人々に損をさせる事実であることもわかる。「リュマニテ」は書いていた。「ヒルファーデングの仮面ははがれた」「『組織化された資本主義の計画的経済』は二百五十億ドルの損失によって、労働者・技師・勤人・中小企業者・農業家・数百万の小投資者の生活を破滅させつつある」と。
このパニックで、真に破滅させられたのは小さい投資家たちとその家族――働いてためた金を株にかえた数百万のあたりまえのアメリカの人たちとその家族であり、億万長者のモルガン一家はおそろしい