일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

語尾が澄んでいて、そこにきき覚えのある野沢の声が、

「お入りなさい」

部屋のひろさを思わせて響いた。

ドアを入った伸子の最初の一瞥にうつったのは、正面に夜の空を映している二つの大きい窓と、紙や書籍のとりひろげられている大きいデスク。いくつか椅子のあるひろくて古びた、茶色っぽい室内だった。

「やあ、これはめずらしい」

その室の小壁のでっぱりで、ドアからかくされている寝台の上で野沢義二が起きあがった。

「ようこそ、この辺へ来たんですか?」

それは伸子に云って、

「かぜひきなんだ」

野沢は寝台の裾にぬいであった部屋着をとって羽織った。

「いつぞやは、ありがとうございました」

「いいえ。――クラマールへ越したんですって?」

「そうなんです」

「いまごろの郊外はいいな」

伸子は、手近にある椅子をひきよせてかけた。

「じき失礼いたしますから、臥ていらした方がいいわ」

「いや、もういいんです。熱もないし」

蜂谷は、最近ここへよったらしく、

「あれから、ずっとかい?」

ときいた。

「うん。僕はいくらか慎重すぎるのかもしれないんだ。しかし、すっかりなおそうと思ってね」

野沢は喉熱を出して数日来臥ているのだった。