후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
丁度、伸子がモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)へ帰って来る前、ソヴェト経済年度のかわりめである十月一日から新しいシステムが採用されることになった。パリの外字新聞は、五ヵ年計画第一年目の成果についてソヴェト政府が発表した数字について、異口同音に、うさんくささを公言していた。同じ筆法で、五日週間という「アメリカでさえやっていない方法」を採用するソヴェト政府は、世界のキリスト教徒の習慣に挑戦するものであるし、強制労働が全住民に拡大されることであると非難していた。ソヴェト同盟に五ヵ年計画がはじまってから、失業は急速に減りつつある。一九二九年は、伸子でさえロンドンであのような失業者の大群を目撃した年であったから、ソヴェト同盟だけで、五十万あった失業がなくなりつつあるという事実、その上、賃銀が七一パーセント増大するだろうという事実は資本主義の国の主権者たちの気にいりようがなかった。ソヴェト同盟のことは何につけても宣伝が八分。そうきめて不安と羨望が偏見によってまぎらされていた。
失業と乞食は、たしかに減った。伸子はこんど帰って来て食堂の中をうろついている男女や子供がいなくなったことに気付く。