후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
論文を支えている階級的な決意の動かしがたさが、その身はもとより富農ではなく、日々モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の工場や経営で働いているすべての人々にまでなまなましく迫って自分を調べなおさずにいられないこころもちにさせた。そのころ、誰かが誰かと会って「読みましたか?」ときけば、それは「赤い星」の論文のことであった。
伸子がパリにいた間に、素子はオリガ・ペトローヴァという、語学上の相談あいてになってくれる女友達を見出した。素子は一週に一度、数時間ずつ彼女の部屋で過すのだった。オリガの住んでいるのはモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の町はずれに近いところで、まだ五ヵ年計画の都市計画がそこまではのびて来ない昔風な大きな菩提樹のかげの門の中だった。古びたロシア風の丸木造りで小さい家の下には誰も住んでいず、二階に、三十をいくつか出ている年ごろのオリガが石油コンロ一つ、ブリキのやかん一つという世帯道具で暮していた。食事は、つとめ先の組合食堂ですますのだった。
素子の勉強がすんだころ、散歩がてらに伸子もそこへ行くことがあった。
オリガの故郷は、ミンスク附近のどこかの村だった。