일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

さつきというそのひとは、結婚して、宗一という息子をもっていた。六歳の少年である宗一は、一九二三年の九月二十日に、大杉栄、伊藤野枝といっしょに憲兵隊でくびり殺された。自分の編輯で個人雑誌を出していた三島しづ子という婦人が、さつき夫人をなぐさめる集りをしたことがあった。その集りも、内輪にひっそりと、三島しづ子の住居の二階で行われた。さつき夫人は、髪のあげようからしてごくおとなしい中流の主婦のものごしで、その人として生れもって来たものも、大杉栄の妹であるということから、すべてをころし、ありふれた意味で一点非のうちどころない妻であり母であろうとして来たひとの姿だった。さつき夫人の口からは、ひとことも、憲兵の惨虐な行為に対するいかりは洩らされなかった。つましく膝の上に手をかさね、それまでうつむいていた顔をあげて、わたくしも、こんどのことで、もう生きている意味がなくなりました。静かにそう云った。大杉栄と妹のさつきとは別なのだからと云って、夫であるひとは彼女と結婚したのだそうだった。互の理解で幸福な家庭がもてて行くと思った夫婦の考えは、単純すぎたということが段々わからせられた。