일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

秋山さんたち、どうしているでしょうね、と云い出した伸子の心持には、アストージェンカではじまった生活の感情からみると、パッサージの暮しが平面のちがう高さに浮いているように思えるからだった。ちょいとした事実、たとえば、アストージェンカの台所では、サモワールが立てられたことなんか、まだ一遍もなかった。それさえ、ロシアと云えばサモワールと連想していた伸子にとって新しい生活の実感だった。現代のモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の人々は毎日誰だってありふれたアルミニュームのやかんで、ガスだの石油コンロだので格別かわったところもなく湯をわかしているのだ。色つけ経木の桃色リボンで飾られたりしてはいない自分のうちの食堂でたべ、さもなければ、この頃伸子たちがちょくちょく行くような、街のあんまり小ざっぱりもしていない食堂で酢づけの赤キャベジを添えた家鴨の焼いたのをたべたりしているのだった。

トゥウェルスカヤ界隈で伸子たちのよく行った映画館は、第一ソヴキノや、音楽学校の立派なホールを利用したコロスなどだった。アストージェンカへ来てから、伸子が一人で行く小さな映画館は、昼間伸子がそこでプロスト・クワシャを買ったりパンを買ったりするコムナールの三階にあった。