후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
すりへって中凹になった白い石の階段をのぼりきったとっつきにガラスばりのボックスがあって、そこで切符を買い、広間では、五人の若くない楽手たちがモツァルトの室内楽を演奏していた。人気のまばらな、照明にも隈のあるぱっとしない広間で、五人のいずれも若くないヴァイオリニスト、セロイスト、笛吹きたちが着古した背広姿で、熱心に、自分たちの音楽に対する愛情から勉強しているという風にモツァルトを真面目に演奏している情景は、感銘的であった。
そのうちにその日の何回目かの上映が終って、観客席のドアが開いた。広間へ溢れ出して来た人々をみれば、誰も彼もついこの近所のものらしく、どの顔もとりたてて陽気にはしゃいでいるとは云えないが、おだやかな満足をあらわしている。ここでは防寒靴のままはいれた。人々の足にあるのは働く人々がはいている粗末で岩乗なワーレンキだった。同じような群集にまじって、伸子はいれかわりに一番おそい上映を観た。その週は、性病についての文化映画と、国内戦時代のエピソードを扱った劇映画だった。
アストージェンカの生活には、三重顎のクラウデも現れず、ポリニャークも遠くなった。