일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

書きかけた半ぺらの原稿紙はもう三十枚ばかりたまって、ニッケルの紙ばさみにはさまれている。きのう書いた部分をよみ直したりしているうちに、朝おきぬけからの泥棒のさわぎを忘れた。藍色のケイがある原稿紙に、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)出来の粗悪な紫インクで伸子はしばらく続きを書いて行った。伸子はこの間の復活祭の夜のことを書きかけていた。

宗教は阿片である。と、ホテル大モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の向いの反宗教出版所の飾窓にプラカートが飾られている。しかし一九二八年の、ソヴェトで復活祭を行った教会はどっさりあった。パスハの前日、往来の物売りは、ほんの少しだったが色つけ玉子を売っていたし、経木に色をつけた祭壇用の造花を売っていた。フラム・フリスタ・スパシーチェリヤでは、金の円屋根の下に礼拝堂の壁が幾百本かの大蝋燭でいっせいに煌きわたり、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)第一オペラ舞踊劇場の歌手たちが、聖歌合唱に来た。伸子と素子もフラム・フリスタ・スパシーチェリヤへつめかけた群集の中にまじった。宗教は阿片である、という言葉なんか知られていないところのような大群集であった。