轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

「日本」講談社、1958(昭和33)年1月号~1961(昭和36)年12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 684,899 字 · 1374 页

青空文庫

勅使は、帰京するや、さっそくこれを総理高につたえ、高※(「にんべん+求」、第4水準2-1-50)は帝のみゆるしのもとに、衛府、および禁軍武器庫、それぞれの文官武官に命じて手順をとらせた。

すでに宋朝末には、火箭、石砲のほか、火薬による爆雷術なども発達しつつあったのか。ここに召出されて、即刻、征野へいそいで行った轟天雷凌振の軍隊をみるに、その装備には驚目される。

砲型は三種あり、その第一が風火砲、第二が金輪砲、第三が母子砲。それの砲架は脚立式で、砲身は台座に乗って、どっちへもうごく仕掛けになっている。

そしてこの砲兵隊の半数は、輜重馬車、幌馬車、鉄甲車などだった。戦力、思うべしである。――意気揚々、前線につき、待ちかねていた呼延灼をよろこばせ、その大歓迎のもとに、当夜は陣中で、酒盛りが催された。

あくる日、凌振の手並は、実証された。――湖畔からつづけさまに、轟然、三発の砲口が鳴ったと思うと、二発は水面で水柱をあげたのみだが、一発は鴨嘴灘をこえて、水寨のやぐらを粉砕した。

それからは、命中率もだんだんに増してゆき、夜に入るや、泊中二、三ヵ所に火災が望まれ、終夜、水も燃ゆる紅だった。