轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
「日本」講談社、1958(昭和33)年1月号~1961(昭和36)年12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 684,899 字 · 1374 页
そしてたちまち一陣のつむじを吹きおこし、風は空へ翔け揚ッて、黒雲へ挑み、高廉をつつむ妖雲をむしり千断ッた。
すると高廉は口から火を吹いた。それは一道の奔る炎となって城頭城門へ燃えついたが、また、たちどころに、公孫勝が呼んだ沛然たる雨に打ち消され、かえって豪雨は白い電光を孕み、霹靂一声、雲のなかで爆雷となって鳴った。一箇の火の玉が破裂したかと見えたほどである。と思うまに、空は青く冴え、何かふわとした物が城外二里の地へ落ちた。――すぐ兵に拾わせてみると、それは高廉の死骸であった。
町には町を逃げまどう州兵。野には野をどろどろ落ちて行く州兵。散るにまかせて、宋江はこれを追わせなかった。
城内の一掃が終ると、彼はただちに“布告文”を辻に立てた。
一 われらは良民を犯さず。犯すあらば斬らん
一 われらは妖官を懲らして法は滅さず、妖民は斬る
一 天に天神、地に地祇、人の土に稼業絶やすな、和を温め合え
山東梁山の客宋江
住民はこれを見てほっとした色だった。かつては県の押司も勤めたことのある宋公明だけに、法三章の要をえていた。
「各※(二の字点、1-2-22)、各※(二の字点、1-2-22)は何はおいても、すぐ柴進どのを捜してくれ。