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にっき

日記

宮本 百合子

27 一九四四年(昭和十九年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 62,807 字 · 126 页

青空文庫

一月二十四日

一月二十五日

一月二十六日

一月二十七日

一月二十八日

一月三十日

一月二十四日(月曜)

〔発信〕宮へ

二人安積から帰って来る。ゴタゴタもって。大変だ。どこの家庭でもこんな苦心をしている、其々に。

この頃、よく女でメショーク〔袋〕背負ったのがいる。ほんとうに、百姓のメショークのしょいかたで。大したもの也。

一月二十五日(火曜)

〔欄外に〕巣鴨

一月二十六日(水曜)

S、夜泊りにだけ来るというのに、午後来る。そしてKとかち合う。大むくれなり。

一月二十七日(木曜)

S、かえらず。咲、大はらはら。自分も。Sそういう神経の上に圧しでのしかかる。自分大いにおこる。

K、私の顔をみるのも口をきくのもいやな由也。そんなにS子が可愛いなら一緒に住めばいい由、食事も一緒にしない。

一月二十八日(金曜)

〔欄外に〕巣鴨

一月三十日(日曜)

疲れが出たし顔を見るのもいやで床にいる。しかし自分を制することが出来るのは自分一人なのだと思う。大人なのも自分一人なのだと思う。

どっちもわるいので、自分はそこにひっからまれた。ひっからまれて、やはり事前に善処する丈の力量はなかった。

国へ手紙かく。あやまってやる、云い分とすれば、私が先ず分ってくれなくてはというわけだろうから。