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にっき

日記

宮本 百合子

27 一九四四年(昭和十九年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 62,807 字 · 126 页

青空文庫

一月十四日

一月十五日

母といとこであったということからおのずと、西村のことにも亙り、やはり面白いものとなりそう、十枚かいたらへばった。

佐藤先生来。すこし肥って厚みが出来、これなら安心。宮の胸痛のこときく、ロクマクの癒着でおこる神経痛の由。おみやさんの診断書かいて貰う。

寿来る。電報とゆきちがい。土曜、行かないでよくて助かる。

〔欄外に〕仕事 十枚

一月十四日(金曜)四六度

巣鴨 玉子六つもって行く。三つずつ入れる由。

珍しくあたたか。カイロなしで出かけられた。

立合いとはなれてかけている。

かえり、浅漬三本

とうもろこしの煎ったのは十六日の由。

帰ったらK、国府津へ行ってしまったとのこと。そんなにいやなものか。

古在氏のところへS行く。

一月十五日(土曜)

古田中さんのつづき、大体終る。十九枚。しかし終りが不十分だ。疲れると、いそぐ。あらくなる。まだまだ也。

国より電話、月曜にかえる、寿どうかしてくれと咲に。咲大弱り。何と云っていいか分らず。

健之助、台所口へおっこって、右の腕いたく、片手で遊んでいる。

〔欄外に〕

仕事十枚

「カトリーヌ・メデシス」をよみはじめる。

バルザックの歴史勉強は、スコットに刺激されたものにしろ、独特のところへ行っているし、これ丈勉強もするというところに、感想がある。