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にっき
日記
宮本 百合子
27 一九四四年(昭和十九年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 62,807 字 · 126 页
三月一日
疎開するつもりらしい。自分忙しい気持でゆっくり話さなかったが、こんどきいてやらなくては。僅か二三ヵ月だが厄介になったから。六七年巣鴨へゆきながらあの店を目に入れなかった、そういう心理について省みるところもなきにしもあらず。
金、ペックと綿くれる、何かしなくてはならない。点のあるものでも
巣鴨
次席に会う、診断書の件。この次からはうまく行きそう。
〔三月要記〕
(中旬)荷物の整理を完了すること。
穴をちゃんとして、埋めるものを相談してやること。
宮へ二ヵ月分位送金のこと。
三月一日(水曜)
明治や、行きたくなし、が仕方なく、尾崎留守してもらって山崎つれてゆく。すこしわかってみると、このグループはビリ級だと思う。飯村という爺、拒絶のジェスチュアたっぷりで、一寸すみっこに永く人と居たりしていないようにしている。こういうところでは、どっしりと入る口があるから、ビリ級には大したことも期待せずサーヴィスさというところだろう。いやな御使役だ。
かえり晴子の初節句の人形見に高島やにゆき、おどろいた。オモチャらしいものもない。お手玉人形 9.62 也買う。それ丈のものとさち子思いも及ぶまい。