轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

さんごくし

三国志

吉川 英治

06 孔明の巻

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 161,356 字 · 323 页

青空文庫

「どうする。五千の兵を汝に持たせたら」

「間道の難所をこえ、敵の中核たる許都の府へ、一気に攻め入ります」

「ばかな。そんなことが易々として成就するものなら、わしをはじめ上将一同、かく辛労はせん」

「いや、かならず成就してお見せします。なんとなれば、荀※(「或」の「丿」に代えて「彡」、第3水準1-84-30)が急に兵糧を送れないのは、その兵糧の守備として、同時に大部隊をつけなければならないからです。しかし、早晩その運輸は実行しなければ、曹操をはじめとして、前線の将士は飢餓に瀕しましょう。――わたくしが思うには、もうその輸送大部隊は、都を出ている気がします。さすれば、洛内の手薄たることや必せりでありましょう」

「そちは上将の智を軽んじおるな。左様なことは、誰でも考えるが、一を知って二を知らぬものだ。――もしこの書簡が偽状であったらどうするか」

「断じて、偽筆ではありません。わたくしは曹操の筆蹟は、若い時から見ているので」

彼の熱意は容易に聞き届けられなかったが、さりとて、思いとどまる気色もなく、なお懇願をつづけていた。

袁紹は途中で、席を立ってしまった。審配から使いがきたからである。