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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

05 一九三八年(昭和十三年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 229,387 字 · 453 页

青空文庫

八月十四日

この手紙全体の終りに近く云われていれば、細かく反覆しないでもよいと思って、これだけにします。私が日々行くことは、初めはよく分らなかったねうちをもたらしますから、私は一つの丸い吸収玉(そんなのあるかないかしらないが)となって行きます。深いお礼の心とよろこびとをもって。

八月十四日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕

第四十三信 二百十日でも近づいたような風の吹きかただこと。栄さん宛に送っていらした手紙の本のリストもすっかり帳面にかきこんで、そちらでお買いになったものをぬいて、みると注文は凡そ

一九三五年(十年度)一八〇冊内一七〇読了。

一九三六年(十一年度)七〇冊のうち五〇冊返送。別に医療に関するもの十冊位送る。

一九三七年(十二年度)主として医療のもの一〇冊位。

一九三八年(十三年度)この年から購求が主となったので、御注文は大体古本でさがす分となりこれは凡そ一〇冊位です。

三六・七年とも雑誌はずっと見ていらしたから、それを一年に三〇―四〇冊として数えると次のようです。

一九三五―一九三七年末迄凡そ三〇〇位読了。

一九三五―一九三七年末迄注文凡そ三三〇冊位。