Classici giapponesi con furigana
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ふうりゅうたいへいき
風流太平記
山本 周五郎
Leggi 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 244.473 caratteri · 487 schermate
「黙れ、みれんがましいことを申すな」
休之助は平手打ちをくれるように、冷酷な調子で云った。
「たとえ知らなかったにもせよ、こんな悪事に加担すれば罪を逃れるわけにはいかん、ましてわれわれの役目はぬきさしならぬ大切なものだ、きさまなどを生かしておいて、万一にもかれらに内通されるようなことがあったら」
「そんなことはしねえです」
伝次というその若者は、喉を搾るような声で叫んだ。
「もう首を捻じ切られたってそんなことはしねえです、ほかの二十六人だって、ほんとうのことがわかれば使われてなんぞいやしません、みんな親も兄弟もあるんですから、謀反人と同罪なら親兄弟も縛られるくらい、みんなわかっているんであんすから」
「ではどうしろというんだ」
休之助は苛立たしげに云った。
「おまえの泣き言に免じて、おまえをこのまま放せというのか」
「そうじゃねえです、おらも助かりてえが、ほかの二十六人も助けてやりてえ、あの仲間にもほんとの事を話して、助かるようにしてやりてえです」
「どうすればそれができる」
「観音谷へいかして下されば、仲間に会ってよく話してやります」
「内通することもできるぞ」