Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ふうりゅうたいへいき
風流太平記
山本 周五郎
Leggi 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 244.473 caratteri · 487 schermate
六
者に申しつけてもらいたい。
そういうのであった。
「わかりました」
「忘れてはならんぞ」
徹之助は繰り返した。
「渡辺がその男に会うのは月に二度、十一日と二十一日だ、臨時に用のあるときは、その男から小田原河岸の下屋敷へ知らせて来る、十一日と二十一日は、用の有無にかかわらずその料亭で会う、これが二人のあいだの規約だ、――いいか」
「向うは疑ってかかるぞ」
休之助が戒告を加えた。
「むやみに質問したりすると曝露するから、初めはただ云うことを聞くだけにするんだ、よほど注意しないとあべこべにやられるぞ」
六
「私だってそのくらいのことは承知していますよ」
万三郎は休之助に云った。
「まあ休さんは黙って見ていて下さい」
「どうかそう願いたい」
休之助が云った。
「おれだっておまえがそれほど凡くらだとは思ってやしない、相当なことができるとは信じているよ、ただ一つ悪い癖があるんだ、――肝心な事だけやれば立派なんだが、おまえとくると必ずよけいな事にちょっかいを出す、つまらないようなところで情にほだされて、肝心な事をお留守にする、そいつが三郎のなによりの欠点だ」
「わかってますよ」
「本当にわかってもらいたいね、今日だって呼ばれて来たのに、あんな庭の隅のところで」