Classici giapponesi con furigana
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ふうりゅうたいへいき
風流太平記
山本 周五郎
Leggi 風流太平記 (ふうりゅうたいへいき) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 244.473 caratteri · 487 schermate
女の眼
一
中谷兵馬 交代寄合の四男
この内、村野伊平と梶原大九郎はそこにいなかった。そして、総指揮は花田徹之助、副が中谷兵馬ということであった。
諸侯関係は小出と牧田が担当。
役所関係は、村野、太田、梶原、添島。
その他は遊軍というわけで、休之助や万三郎もこの中にはいっていた。
「部屋はあいているだろうか」
徹之助が兵馬に訊いた。
「私といっしょにしました」
と中谷兵馬が答えた。徹之助は頷いて、万三郎に云った。
「では、そういうことにして、まずみんなの顔を覚えること、また現在みんなのやっていることをよく聞いておいてくれ」
徹之助はそこで紹介をうち切って、半次を呼ぶようにと云った。
万三郎は中谷に伴れられて、彼の住居へゆき、初めて旅の荷(といってもほんのひと包であるが)を解いた。
縁側にある大きな鳥籠の中で、五羽の「朱雀」が囀っていた。
女の眼
一
芝の新銭座に「ぶっかけ」という下等な飯屋がある。丼飯の上へ、いろいろな物の煮汁を、まさにぶっかけたもので、浅蜊汁とか鰯の団子汁とか、鳥の叩き汁とか、野菜と油揚のけんちん汁など、種類が多いので、下等ながら評判であった。
いかにも小春日和といいたい、暖たかな日の午すぎ、万三郎はその店へ午飯を喰べに入った。