일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

勇は男一匹たるの要素

可なりとは思わぬ。争議起これば、今日はこれを治むるために相応の法定機関がある。これによりて是非曲直を判断すべく、みだりに腕力を用うることを許さぬ。ゆえにわが輩は外部に表れた男伊達の行為よりも、むしろこの行為を生み出した任侠の心持が欲しいのである。すなわち、

「男は気で食え」「男前よりは気前」

などいうところの男性的気象が欲しいのである。

勇は男一匹たるの要素

人にまけ己れにかちて我を立てず義理を立つるが男伊達なり

の一首まことに深重の味がある。ことに上の句の「人にまけ」のごときは前に述べたもろもろの宗教の教うるところで、右の頬を打たるれば左の頬を出すがごとき意を含んでいる。またそのつぎの「己れにかちて」などは勇の最も洗練されたるものである。勇気もこの階段に達すればもはや猛勇でなく、匹夫の勇でもない。孟子のいわゆる大勇なるもので、西洋の学者のいうモーラル・カレッジ(道徳的勇気)である。

男一匹たるの資格は第一に勇を揮うて己れに克つにありと思う。己れに克つものはほかに勝つこともさほど難事でない。己れに克つものは世界に勝つことを得と古人の言えるのはこのことである。