일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

報酬以上に務むる教育者

人を批評するに、彼の月給はいくらであると言い、聞く人に月給の中にその人の手腕人格を含むような印象を与うる。この事は何人にもあることであるが、だれもまた快く思わぬであろう。快く思わぬながらも、これが人を計るに最も簡便なる方法と思われている。

報酬以上に務むる教育者

金銭を標準として人を計るの不当なることは、むろんいうまでもない。ゆえにこの標準にて人を計るべきではないが、世人はややもすれば教育に従事するものを計るにもこの標準をもってする。もっともかくいったからとて、僕は教育界以外にはこの標準を応用して差支えないというのでない。他にも応用されるが、ことに教育に従事する人には格別気の毒なりと思う。我が国の小学教師の俸給は非常に低廉で、平均十五円内外である。

お互いの子弟を依頼するは、ただ文字や数学を教えらるるが目的でない。いわば霊魂の教育をお頼みするのである。かかる重大事を十五円の月給取りに頼むことはあまり心もとない。つい乳母や子守を頼むような気になる。しからば教師たるものは何を標準として自己を律するか。自分は実に薄給でありながらよく働く、俥夫さえも月に三十円、四十円の収入があるのに、自分の給料はその半額にだも足らぬ。