후리가나로 읽는 일본 고전
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じけいろく
自警録
新渡戸 稲造
新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면
動機は立派でも年とともに堕落
か。
先般ある会社の重役が検挙せられたときの談を聞くに、部下の者は始めて日ごろよりいだいていた重役に対する不満を述べたという。日ごろそれほどその人の人格手腕に対し疑いを有したならば、何ゆえに予め警戒しなかったかと思えば、非難する人の人格そのものも疑わしくなる。また役所などで上官が代れば部下の者が後任者を迎うるに前任者の棚卸しをもってするは常にあることで、それほど宜くなければ交替前に何ゆえに前任者に注意しなかったかと思えば、陰口をいう者の人格の下劣にして、些の俸禄のために心の独立を失い、口に言わんと欲することを得言わず、はなはだしきは心に思わんと欲することさえも、まったく思わず、機械的に否奴隷的に使われていたと思わざるを得ぬ。体の独立はなくとも、心にさえ独立していればよい、たとえ体は束縛せられていても、精神が自主的観念をいだいていればよいなどというが、心の自由と体の自由とは関係がすこぶる密着して離し得ぬ場合が多い。
動機は立派でも年とともに堕落
僕は子供心に、維新のころ世に名高き遊女の談を敬服して聞いたことがある。それは品川の遊女某が外人に落籍せられんとしたことで、当時は邦人にして外人の妾となれるをラシャメンと呼び、すこぶる卑下したものである。