후리가나로 읽는 일본 고전
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じけいろく
自警録
新渡戸 稲造
新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면
第四章 外は柔、内は剛
英雄に現れた内外の差違
真の力は内に発し、内に練られ、内に磨かれ、内に養われ、内に貯えられ、内より溢れて外に流れるから、十分余裕がある。ゆえに内、己れに克つものは外、世界にも勝つことが出来る。己れに克つこと能わずして世界に勝つことは、一時的に出来ぬこともなかろうが、恒久の勝利を得ることは望み難い。古人の書に曰く、
「自責の外に、人に勝つの術なく、自強の外に人に上たるの術なし」
と。太古、禹王が、「一に能く予に勝つ」といったが、後の学者はこの言を評して、「君子この小心なかるべからず」といっている。
第四章 外は柔、内は剛
英雄に現れた内外の差違
西郷南洲が始めて橋本左内に会うたとき、こんな柔しい男が何で国事を談ずるに足るだろうかと、心ひそかに軽蔑したことを、後にいたって自白している。さもあったろうと思う。聞くところによれば橋本という人は、外見はまことに温和に柔順な好男子であったから、この人の心情を知らぬものは、この柔順らしい皮の下に、いかに燃ゆるがごとき熱血が流れつつあったかを悟ることが出来なかった。また同じ西郷が藤田東湖に会った後、人に向い、
「追剥ぎみたいな人物だ」
と評したという。