일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

第十四章 報酬以上の務め

愉快なる台湾旅行中の不快

しかし己れを嫌っている。己れとは性質が違うから彼は僕を非難するのであろう、僕を嫌うからとて悪人とはいわれぬ。やはり丙は善い人だと考え直して以来、甲はいっそう丙を尊敬して、交わるようになったことがある。

僕は人と交わるにはこの甲のごとき心持ちをもってしたいと思う。よし甲が僕を嫌っても、好き嫌いは各自の性質に存するもので、我が甲に嫌われたとて我は悪い人でなく、またその代わり彼も僕を嫌うために彼を悪人と称することはできぬ。かく思えば世の中は広くなる。嫌いな者でも正しく見えたり、嫌な者でもかえって善く見えたり、人のなす事することが美しく見えて来る。到るところ青山ありと昔の人のいったのは、かくのごとき心の持ち方をいうのではないか。

せまき己れの好き嫌いを標準として世を渡る以上は、さなきだにせまき世の中がますますせまくなり、さなきだに憂き世の中がいっそう憂くなって、人を恨み己れを恨み、天を怨み、晴天にわざと暗雲を作りて不愉快に一生を送るようなものである。

第十四章 報酬以上の務め

愉快なる台湾旅行中の不快

しばしば台湾を旅行するに、その進歩の顕著なるに驚く。昨年は宿屋もなく、道路も悪く、旅行に不便であったところが、今年は大いに改良され、車も通ずれば旅館もできるという風で、台湾の旅といえば、難儀とのみ思うが、実は年々その