일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

よく耐うる人は強き人

かつこの若貴公子は真に強い人であると賞嘆するを禁じ得ない。

よく耐うる人は強き人

ドイツの先帝フリードリヒ陛下が不治の病気に罹りて数日間病床に呻吟し、しかもその病気は苦痛の最もはげしいものであったので、かたわらに侍するもののみならず、国民全体がふかき同情をよせ、一日も早くご平癒あらんことを祈った。あまりに苦痛のはげしいときは、呻りでもすれば、幾ぶんか苦痛の気休めにもなり、また世人はよく覚えず呻りやすきものであるが、帝は決して呻られたことなく、またかつて苦しい顔色を示されたこともなく、つねに莞爾として左右に接せられた。ほとんど病苦のその身にあることを知られなかったようであった。崩御の数日前、今のカイゼルを枕頭に召され、

「小言を言わずに、堪うることを学べ」(Lernen zu leiden ohne Klagen)

と訓えられたが、フリードリヒ帝の強さは相応に解った人でなければ図り得ぬことである。ドイツの植民地よりまっ裸の黒人を連れて来て先帝の病床に侍せしめ、あるいは子供を左右に侍せしめたならば、彼らはおそらく先帝はなんらの苦痛もなく、やわらかい布団に横臥しニコニコと喜べるものと思い、しかしてかくまでにうれしそうな顔しておらるるなら、何ゆえに外出して馬にも乗り、観兵式にでも出られぬと疑ったであろう。