일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

第十六章 富貴の精神化

弁士の富論

学問なりその他の名誉を得て傲る者を見ると、彼奴も近ごろ一円貰ったばっかりだな、ああいう風にやっては明日の日の登る前に形無しになるであろうと思う。とかく金に限らず、位置でも名誉でも己れに帰するときは、油断をすれば逆上してこれを利用するを忘れてただ濫用に陥りやすい。逆上は独りおおぜいの群集の内にあってのみ慎むべき点でなく、ただ一人おっても、ただ一身を守るにも、なお慎むべきものであると、かれこれの事について大いに感じたから件の如し。

第十六章 富貴の精神化

弁士の富論

アメリカの習慣で羨ましく思うものは、かの大学卒業式を熾にすることである。いったい米国の諸大学は通常卒業式は一年一回で(シカゴ大学のごとく四回ある処もあるけれども)、して大概七月の初旬に行われる。卒業式の順序は、あるいは音楽とか卒業生総代の答辞とか、あるいは卒業生の演説とかいろいろあるが、大学卒業式にして独り当時学校のみならず国民全般にとって重要と思うことは式場における名士の演説である。その演説は翌日新聞に掲載され、某が如何なる問題について如何なる説を吐いたかが全国に行き渡る。ゆえにいずれの大学においても著名の学者あるいは実務家を一名ないし二名招待して式のうちの最も重きものとする。