일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

してみると君が試験に狡猾をしたのは、親孝行のためにしたというのか、「そうでござります」という。こういうことは間々ある。

愛国忠君などということを口癖にいう人にはこれが実行の翻訳を誤る人が多い。愛国だといってみだりに外国人を悪口したり、戦争をしないでもよいのに、戦争を主張したりする人がある。

明治二十年ごろ、国粋主義のさかんなとき、途中で外国人の婦人に唾を吐きかけた学生があった。なぜそんなことをなしたかと訊問されたとき、国体を発揮するためだと答えた。愛国ということはよく聞こえるが、これを実行に翻訳するときは、オランダの通訳官と同じく勝手にする。

むかし英国の学者ジョンソンは愛国心ほど怪しげな心はない。いかなる悪党も愛国なる言葉を用うれば、犯罪をなすことができるといった。

明治十年ごろまでは強盗したり乱暴狼藉した者に、なぜそんなことをしたかと聞くと、国を憂いて大いに旗上げするつもりであるといった。また地租改正のとき、あっちこっちで騒いだ。このとき重税を課しては国のために憂うべき事であると、佐倉宗吾を気取ったまではいいが、佐倉宗吾のように命を捨てたかといえば、なかなか捨てるどころか、かえって強盗強姦したものもある。