후리가나로 읽는 일본 고전
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じけいろく
自警録
新渡戸 稲造
新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면
第六章 怖気の矯正
始めて試みた英語演説
「己れの心に忌しい点があるか」
と反問するが肝腎である。臆病なる僕に一大興奮剤となった教訓は沙翁の Be just and fear not の一言である。
第六章 怖気の矯正
始めて試みた英語演説
怖気は自信力のとぼしい場合に起こることが多い。「自分はとうていこの任に堪えられぬ」と思えば、手を出すことも怖くなる。
僕がはじめて外国で外国語の演説をしたときは、草稿を携えて行ったが、慣れぬことばで語ることでもあり、かつ聴衆は千有余人もあり、しかも燕尾服着用で聴講料を払って入場した紳士や淑女――一目しても一片の書生たる僕以上の人と見受けられ、加之この時は僕の独り演説であったから、これらの聴衆を見ると、思わず慄然と震えた。
やがて司会者は起って五、六分間、紹介の辞を述べた。この間は僕にとって、生涯忘れられぬ苦痛の瞬間である。場の中央には演壇と椅子があり、その両側には市の有名なる人々が十人ばかりずつ控え、その壮厳なる光景を見ては、なおさら怖気て、手足はブルブルと戦慄した。幸いにして明るくなかったからよかったものの、もし電燈の下にでも立ったなら、いかに顔が青ざめていたであろう。