일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

伝道の初端から十二弟子の一人として選ばれ、イエスの心の最も深いところを示され、イエスのなし給うすべてのことを見るを許された者が、先生を売ったのだ。憎んでも憎み足らず、憐れんでも憐れみ足らず、何としても残念なことです。どうしてユダはこんな心を起こしたのであろうか。それは千古の疑問ですね。

「イスカリオテのユダ」というのは、「カリオテ人ユダ」という意味です。十二弟子の中にヤコブの子ユダという同名の人があったから(ルカ六の一六)、それと区別するためイスカリオテのユダという通り名で呼ばれたのでしょう。カリオテという土地はどこにあったか判然しない。あるいはユダヤ地方だともいい、あるいは死海の東モアブ地方だともいう。いずれにしても、十二弟子のうちイエスと同郷のガリラヤ人でないものは、イスカリオテのユダ一人でありました。たぶん彼は山紫水明のガリラヤ人に比して、気候風土の荒い南方人の熱情的な血をうけた者でありましょう。一説には、「カリオテ」とはラテン語のシカリウス(sicarius)という語のアラミ語化したもので、「暗殺者」を意味し、イスラエル国の復興を計るために暴力をも辞しないという熱心党(Zealots)の最右翼に立った過激派である、とも言われます。