일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

イエスが祭司長からピラトに送られたのは、「夜明くるやただちに」であった(一五の一)。暦で計算すると、エルサレムのこのころの夜明けは午前五時ないし六時であったといいます。そしてイエスを十字架につけたのは午前九時ごろであって(一五の二五)、この間わずかに三、四時間です。しかもこの間にピラトからヘロデへ、ヘロデからまたピラトへと、イエスを送ったり、送り返したりしたのですから、正味の審理時間は本当にわずかであったでしょう。すなわちほとんど審理しないも同然です。ゲッセマネの園で捕えられたのが仮に夜半十二時だとすれば、その九時間後にははや十字架につけられたのです。実に乱暴なスピード処刑でありました。

この間にイエスがなぐられ給うたことは、聖書に記事があるだけでも、深夜祭司長の家でサンヘドリンの審理が終わった時に議員たちに拳固でなぐられ、そのあとで下役に平手でなぐられ、ピラトの法廷ではローマの兵卒のため鞭でなぐられた。ののしられ、あざけられ、そしられ、唾せられ、侮辱の限りを尽くされたのです。彼は不法と虐待とによって、死に定められたのです。

この不法の裁判に対し、イエスはほとんど答え給いませんでした。