후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
と、立ち帰ってきて話した。
「いくら仔細に探っても、彼処に敵兵がいないことは確実です。けれど江岸の磯から山と山の隘路にわたって、大小数千の石が、あたかも石人のように積んであります。そこに立つと蕭殺たる風を生じ、鬼気肌に迫るものが覚えられまする」
陸遜はついに意を決して、自身十数騎をつれて、まだ暁闇の頃を、魚腹浦へ向って、彼方此方、視察して歩いた。
四、五名の漁夫がいたので、陸遜は駒をとめて、
「これこれ。土地の者。おまえ達なら知っているだろう。この辺の磯から山に沿って、諸所にうずたかく石の積んであるのはどういうわけだ。何か由謂があるのか」と、たずねた。
中でも年老った漁夫が答えて、
「先年、この土地へ、諸葛孔明という人が、蜀の国に入る途中船を寄せて、多くの兵をおろし、幾日も合戦の調練や陣組をしておりましたが、やがて船に乗って帰ったあとを見ると、いつのまにか、この附近一帯に、石の門やら石の塔やら、人間に見えるような石組がおびただしく出来上っておりました。それ以来、江の水も、妙な所へ流れ込み、時々、旋風が起ったりするので、誰もあの石陣の内には立ち入らないようになってしまいました」