일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

心の独立と体の独立とは密着

がある。

心の独立と体の独立とは密着

今ここにかくのごとき愚かな子供談をし、しかも自己の恥を曝すのは、この経験が永く僕の頭に留まり、四十年後の今日もこれを追懐すれば、自分が生来短慮なりしことを明らかにすると同時に、種々の教訓を受くるのである。

表題の心の独立と体の独立ということもその一つである。僕が友人に対して俺の飯を食いながら反対するのはけしからんという一喝は、たしかに僕の根性の曲を曝露する。しかるにこれが十二、三歳の腕白小僧の一時の感情にとどまるか、はたまた天下万民の心の内にもこういう考えが潜めるかと問わば、右のごとく露骨にいわずとも、人を使う人の心中深く潜伏する考えではあるまいか。また使わるる人の心にも同じくこの思想が存在しておりはせぬか。換言すれば俸禄をもって他人の身体を抑える者は、心そのものをも制し得る考えをもってする者が多くありはせぬか。俸禄を受ける者は知らず知らずのうちに心まで自分の主人のために奪われることはありはせぬか。

さらに具体的にいえば知人の恩恵によりて位地を得、俸給を受くる者は、その知人あるいはその上官・社長・重役らの説に心ならずも服従し、反対説あるもこれを述ぶることを憚り、また彼らの行動をいさぎよしとせざることあるもこれを黙認し、あるいはかえって進んでこれを弁護することありはせぬ