일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

聖哲の教訓はなにゆえ凡人に入り難きか

また放蕩にふけっている者も同じことで、耽溺しているあいだは『論語』をもっても『法華経』をもってもなかなか浮かびきれない。説けば説くほど自分に関係ないことのように心得て、「君の言うことは一々もっともだが、僕の場合は少し違う。君が心配するほどのことはないよ」底の考えでますます深みに陥るのもわれわれはしばしば見る。しかるにこの人にして相手方が彼を欺くか、あるいは自ら飽きてくると初めて目が覚める。かつて友人のいったことがテッキリ自分のことであった、『聖書』の文句の何章何節は、自分個人のために書かれたものであるごとく感じられてくる。

聖哲の教訓はなにゆえ凡人に入り難きか

いったい聖人君子の教えと称するものは、長いかつ広い経験に基づいたことは多いとはいえ、抽象的のものが多くて具体的でない。いわば汎論的で、各論的でない。万民に演べた言で個人に述べた言でないからして、とかくわれわれ凡人の頭には入っても腹の底に沁みることが薄い。

大ざっぱの教訓も、すなわち忠義でも、孝行でも、信義でも、いずれも抽象的で、いかなる国民にも、いかなる境遇の者にも応用できるだけに、これは俺のことだと私の意味に取ることは薄くなる。