일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

なにを商売して何円儲けるという具体的希望が、実業従事という抽象的言葉にいい現されると、実際から遠いものとなる。

物理学にいう固形体のものを流動体に変じ、ガス体に変ずるがごとく、嵩は大きくなるけれども、つかみどころがなくなりがちである。ゆえに職業を選ぶにはそもそも自分がある職業を志願し志を立てたときの具体的境遇、情実をしずかに考うると、その志望がいかに根底あることか、また一時の軽々しい動機に起こりしかわかるであろう。

すなわち抽象的のひろい意味の言葉を用うるにいたった本にさかのぼって、しずかに考えると思い半ばに過ぐるものがありはせぬか。大きなひろい意味の言葉を用うるときはしばしば自ら欺くことがある。わが輩はとくに職業を選定せんとする青年に自己の動機を回顧せんことを勧む。先人の言に曰く、

「凡そ人事を区処する、当に先ずその結局を慮り、而して後に手を下すべし、楫無きの舟を行る勿れ、的無きの箭を発する勿れ」と。

して楫を執るとき、箭を放つときは心静かに落ちつけて、よくよくおのれの力先きの方向に留意するを要する。

第二十三章 若返りの工夫

いつも若い人

目前の現実世界を離れて、しばらく人生を理想化し、理想の天地を追うの美点はいわゆる老人になると次第に減じてゆくように思われる。