일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じけいろく

自警録

新渡戸 稲造

新渡戸 稲造의 自警録(じけいろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 168,224자 · 328화면

아오조라 문고

教育家は教育をもって自分の理想とする。しかるにこの理想は文部大臣にならなければ実現ができないという人をよく糺してみると、真に教育のためにつくしたい志よりは、他に望みがあるのが多い。だんだんそのいうところを聞くと、教育云々というのは第三次の考えで、大臣になりたいということは第二次の考えで、第一次的根本の考えは馬車に乗り大廈に住いすることが理想なのである。つまりそれなら馬車会社の馬丁になるのがこの人の理想にかなっている。

あるいは実業家になりたいというは、いかなるところより起こった考えかと煎じつめると、実業家は美服を着け茶屋に行ってドンチャンやるにある。しからばこの望みも実業家たるにあらずして幇間でも俳優でもできるわざにある。とかく理想々々と高尚らしくいうが、とんでもないところから割出している者が多い。

日本の教育を進めるには、必ずしも大臣になりあるいは文部の役人となる必要はない。また県の教育課長、視学官になる必要もない。真に教育を理想とするなら、学校の教師になる必要もないくらいである。教えという字はなぐるとか叩くとかいうことを含んでいるようだが、育という字は子という字を顛倒し、下に肉月がついている。