일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

もちろん生においても愛の必要もしくは発現はある。しかし生きて働いている間は、たとい他人の慰めを受くることがなくても、自己の力をもって立ちうる余裕が全然ないわけでない。また一方においては、生者に対する愛は愛をもって酬いられる余地がある。しかるに死においては愛の必要は絶対的であり、また死なんとする者に対する愛は何らの報酬を期待せざる純粋なる行為として発現しうる。イエスの御生涯においても、最も愛を要求せられたのは「死」においてでありましょう。しかもイエスの死は「多くの人の贖償として己が生命を与える」ものであって(一〇の四五)、彼の事業と生涯との完成でありました。イエスにおいては死は生の終焉ではなく、かえって生の目的であった。生は死の準備であり、死は生の完成であった。彼の福音は実に彼の死の福音であったのです。マリヤはイエスの最も愛を必要とせられた時において最大の愛を傾けたのみでなく、はからずもイエスの生涯の最大使命の達成に対して、心からなる協力をたてまつったのであります。

まことに汝らに告ぐ、全世界、いずこにても、福音の宣べ伝えらるる所には、この女のなししことも記念として語らるべし。