후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
だからこれは全然取るに足らぬ、無理な弁護論である。
あるいはまた、銀三十枚は普通の奴隷一人の価であって、イエスを付す値段としてはあまりに少なすぎる。ユダがイエスを売ったのではなく、公的の動機から出たことであろう。彼の考えは間違っていたとしても、その心事は憎むべきでない。彼は真面目な性格の人間であって、悪人と称すべき部類には属しない、という弁護論もあります。しかしマタイ伝によると、ユダは明白にイエスを売る値段を取引きしたのであり(二六の一五)、その協定した銀三十枚が仮に客観的に見て安きに失したとしても、それはユダが金を目あてに行動したことを打ち消す材料にはならぬ。現に彼はその金を受け取ったではないか。加うるにヨハネ伝によれば、ユダがマリヤの香油を咎めたのも貧しき者を思う心からでなく、彼はイエス一行の財布を預る者として、その中に納めらるるものをかすめていたからだ、という(一二の六)。すなわち公金横領者だ、と明記せられてあるのです。
そこでユダが金のためにイエスを売ったことは罪として認めるが、ユダの動機はそれだけではない、公事に関する真面目な動機も含まれていたのだろう、という弁護論がある。