후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
「父上。呉の名医華陀がはるばる見えました。ひとつ瘡の治療を請われてはいかがですか」
「む。む。……待て待て。馬良、こんどはわしの番か」
衣服を袒ぎながら、関羽は瘡を病んでいる片臂を医師の手にまかせ、なお右手では碁盤に石を打っていた。
「どうじゃ馬良。名手であろうが」
「何の……その一石は、やがて馬良の好餌でしかありませんぞ」
二人とも碁に熱中していて、華陀の顔すら振り向かない。――が華陀は、関羽のうしろへ寄って、肌着の袖口をめくりあげ、じっと臂の傷口を診ていた。
侍側の諸臣はみな眼をみはった。瘡口はさながら熟れた花梨の実ぐらいに膨れあがっている。華陀は嘆息をもらした。
「これは烏頭という毒薬が鏃に塗ってあったためで、その猛毒はすでに骨髄にまで通っています。もう少し放っておかれたら片臂は廃物となさるしかなかったでしょう」
関羽は初めて華陀の顔を振り向きながら、
「今のうちなら治る法があるか」と、たずねた。
華陀は自信をもって、
「あることはありますが、ただ将軍が愕き給わんことを畏れます」
「ははは。死をだに顧みぬ大丈夫が、医師の手に弄られるぐらいなことで愕きはせぬ。